北海道でこれからますます必要とされる仕事が介護職である。
人口減少を続けている北海道では、他県に比べて早く少子高齢化が進んでいる。
都会に対する憧れや夢を求めて、多くの若い人たちが東京などの大都市に流出している。
それにともない出生率が減り、子どもの数が少なくなり、独り身の老人が増えているのが現状である。
自分の子どもなど若い世代の親族が近くにいなくなり、身内の介護に頼れなくなってくる。
そうなると今後、老人ホームやホームヘルパーなどで働く介護職員の必要性は増すばかりだ。
介護職に就く魅力としてまず挙げられるのはやりがいだろう。
社会に必要とされる職種なので、それをやりがいに感じて介護職に就いている職員はたくさんいる。
人の助けをする仕事なので、被介護者からの感謝の言葉は仕事をするモチベーションになるはずだ。
業務を行う上で資格を必要とする仕事なので、実務を通して自分自身のスキルアップにもなる。
また、高齢になった親など介護が必要になってくる身内に対しても、介護職の実務で培った経験や知識が当然役立つだろう。
北海道には介護職員の求人がたくさんある。
新規事業として始められた介護施設も多くあり、未経験者や無資格者の募集も行っている。
介護業界自体が人材不足であるため、異業種からの転職先としての受け入れ態勢もしっかりできている。
転職したあとに、事業所によっては資格費用などを負担してくれる場合もある。
今後需要が拡大していく北海道での介護職は、やりがいと魅力のある職業だといえるだろう。